水環境・水資源の適応策

　沖縄県の河川は限られた陸地面積と急峻な勾配が多い地形的な特徴により、河床勾配が急で延長が短く、降水の多くが直接河川から海域へと流出するため、気候変動による降水量増加に伴う河川・海域への赤土等流出が懸念されます。また、気候変動による無降水日の増加に伴う渇水被害の発生も懸念されていることから、赤土等の堆積状況等のモニタリングや地下水・中水利用の取組など水環境・水資源を守るための適応策を展開しています。

　〇水環境
　　気候変動による降水量の増加は、土砂の流出量を増加させ、河川水中の濁度の上昇を
　　もたらす可能性があることから、水質の常時監視や赤土等の堆積状況モニタリングなどで情報収集に取り組んでいます。
　〇水資源
　　気候変動により将来的に少雨が続くことも想定されることから、下水処理水の一部を高度処理してトイレ洗浄用水や散水
　　用水等への利用に取り組んでいます。
　　また、地下水の利用、トイレ用水等の用途で雨水や中水の利用に取り組んでいます。